マクドナルドがクウォーター・パウンダーの発売キャンペーンでサクラを使って、行列を演出していたそうな。これをさすが、と思うか、酷い話だと思うか。
そういえば、自分も行列に騙されたことがある。とあるお菓子のいい匂いがして、しかもそれを求めて行列ができている。おもわず買って、家に帰って食べたら、おもっくそマズかった。並んでいたのはサクラではないと思うが、行列ができているからといって、商品価値を担保するものではないという、考えてみれば当たり前の事実。それと、空腹時に買い物はしないというのは、節約の鉄則ですね。
世の中、いたるところにサクラが隠れている。マジック、実演販売などなど。
たとえば駅の周りや構内で売ってるジョニー君や、ギャンブル場の近くで怪しげなオッサンが売っている予想グッズなども、サクラを使っているようだ。
そう、素直なものの捕らえ方をしていると、コロリと騙されるのだ。疑ってかかっても、騙されるのがこの世の中。
ほかにも、チラシによくある「お客様の喜びの声」という奴も、一種のサクラ行為で、偽装行列の亜流だ。
それでもって、株でよく見る「見せ板」も、言ってみれば、一種のサクラ行為だと思った。
自分の玉を売り抜けるために、買い板を厚くする行為のことです。または、その逆。
板が厚いほうに動く法則、というのがあるが、普通に考えれば変な話だ。あれは、それだけ見せ板が横行している証左ではなかろうか。
勝てば、なんでもあり。勝ったもの勝ちなら、見せ板でもなんでもありだろう。だが、インチキして勝って、なにが楽しいのだろうか。
見せ板も、被弾する危険があるから、リスクを負ってやっているなんて考えもあるのかしらんが、あれは犯罪である。
板は常に「疑って見る」姿勢が必要だ。
騙されないためではなく、勝つために。
BGM
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